FC2 トラックバックテーマ:「春を感じる瞬間は?」膨らむ、食パン戦国時代!!
そこには、パン屋の常識を覆す、驚きの秘策があった!
全国で行列の出来るパン屋を、次々とオープンしている、ジャパンベーカリー。
今、力を入れているのが、食パン専門店です!
人気の秘密は、パンそのものの美味しさだけではありません!
こちらは、ジャパンベーカリーが手掛けた、食パン専門店の一部です。
セレブ工場。 これ半端ないって! どんだけ自己中。
そして、こちらは、北海道で出店した、 乃木坂な妻たち 。
このように、1店舗ずつ、インパクトのある店名と、目を引く店構えで、人々の
心をつかんでいます! (全国に12店舗を展開中!)
そして今回、創業135年、老舗の和総菜店が、食パン専門店のプロデュースを
依頼して来ました! 和総菜に合う食パンとは、どんなものなのか?
そして今度は、どんな店の名前で、勝負するのでしょうか?
東京都内の百貨店に、その和総菜の店があります!
ショーケースには、手作りの総菜が並びます!
この時期の売れ筋№1は、筍と蕗(ふき)のきんぴら。
こちらは人気の定番商品、卯の花。 どれもこれも昔懐かしい味と評判です!
“塩味も強くなくて、柔らかい味ですね…”
“やっぱり和風の味が、70歳を過ぎると美味しいし、私たちには貴重です!”
老舗の和総菜店は、都内の百貨店を中心に、14店舗を展開しています。
東京・大田区の住宅街。 ここに、本社兼、工場があります。
自慢の和総菜は、職人が手作りしています!
2年前、社長を引き継いだ、7代目。
Q:創業は、何年になりますか? “135年です”
“昔は、東京湾の海産物を佃煮にしていました…”
明治17年(1884年)に創業した、和総菜店。
その後、佃煮から和総菜に手を広げ、伝統の味を受け継いで来ました。
しかし、去年、3店舗を閉店。
売上も、ピークの8億円から、1億円も減少していました。
その背景の1つが、米離れです!
一般家庭が、米とパンに払うお金を見てみると…。
2014年以降、パンが米を、完全に逆転しています!
(パン→2万9957円 / お米→2万3681円 2017年調べ)
厳しい状況に、和総菜店は、危機感を強めていました。
“非常に不安だらけですが、時代の変化と共に、和総菜店を残していくために
何かをしないといけない…”
2018年12月。 人気パン屋の仕掛け人が、やって来ました!
新規事業として、人気の食パン専門店に目を付けた、和総菜店の7代目。
そのプロデュースを、ジャパンベーカリーに依頼していました。
この日は、その打ち合わせ。
ジャパンベーカリーは、すでに、コンセプトを考えて来ていました。
“総菜と合わせるパン! ここが1番、欠かせないコンセプトテーマです!”
和総菜と一緒に食べても美味しい食パン!
これなら、総菜の売上アップも狙える! 一石二鳥のアイデアでした!
和総菜店の7代目は、言う。
“食パン専門店の可能性は、大きく感じるし、我々のこだわりの和総菜と
マッチング出来る事は幸せな事だなと思います…”
店舗は、総菜工場の一角を、改装する事に。
ジャパンベーカリーの社長は、言う。
“ここで受け渡しが出来るようにして… このデザイニングが凄い大事なので”
“この中で作って、全部完結して、工場と一体化したい…”
費用は、総額約2000万円。 オープンは4月下旬に決まりました!
そんな中、和総菜店の7代目の隣で、複雑な思いを抱いている人がいました。
父親で、先代の社長です。 今も、職人として現場に立つ先代。
パン屋の話しを聞いた時、すぐには納得できなかったといいます。
“そう簡単じゃないだろうと… 素人がやるのは難しいのではないか?”
“資金の面でも、1度は、やっぱ諦めろと、そういう事は言いました…”
横浜にあるジャパンベーカリーの本社。 どんなパンにするのか?
本格的に、プロジェクトが動き出しました!
ジャパンベーカリーの社長のコンセプトを具体的な形にするのが、メニュー
開発の責任者。 パンの職人歴8年の女性です。
店ごとにオリジナルのパンを作り、その、どれもをヒットさせて来ました!
“アクセントや、個性があれば、お客にも伝わりやすく感じやすいパンになって
それが美味しさにもつながるかなと思っています”
メニュー開発の責任者、早速、チームのメンバーを集めました!
テーブルに並べたのは、依頼主の和総菜。
今、販売している店の食パンと、食べ合わせてみます!
まずは、かぼちゃの煮つけから…。
“う~ん、何か足りない… マッチしているようで、していない…”
続いては、厚焼き玉子…。
“もっと、塩味を利かせた方が、味に締まりが出るかな…”
“そのままなら、総菜としては美味しいけど、パンに合わせようとすると、何か
物足りないな…”
和総菜と一緒に食べても美味しい食パンは、これまでにないコンセプト!
新たな発想が必要です!
そんなメニュー開発の責任者、あるアイデアを思い付いていました!
それは、和総菜に使われている、和の調味料を、食パンの生地に使う事!
こうする事で、総菜の味に馴染むパンになると、考えたのです!
候補は、和三盆に、江戸味噌に、醤油!
“味噌や醤油は、なかなか使っていない… 食パン専門店では”
“そういうものにフォーカスして、作り上げていけたらいいなとは思っています”