FC2 トラックバックテーマ:「ザ・絶妙な返事!」“今どき、グーグル使っているのは… ないかな…”
“ごはん屋さんを探す時に、インスタグラムの検索で調べる”
“口コミだと、CMより伝わってくる”
インスタグラムの口コミ、若い世代を席巻しています。
“フォロワー多い人の方が、影響力が大きいのかな?って…”
“フォロワーの多い方が、信用できるというか、マネしたくなる…”
フォロワー数 = 影響力 。 しかし…?
3万人のフォロワーを持つ読者モデルの女性は、言う。
“フォロワー1万人を、6000円で買いました”
“3カ月ごとに買ってます。 先輩たちがやっているので、有名な方も…”
この女性が紹介した健康食品は、痩せるとうたうなど、不当な表示をしていた
として、行政処分を受けました。 (現在、該当広告は削除)
フォロワーを販売している業者は、言う。
“注文が来たら、納品させてもらってます。 1億人とかは、いけますね!”
“今の時代で言うと、数があれば正義ですもんね…”
売買された3万人のフォロワーを、徹底追跡!
たどり着いたのは、地球の反対側?
Q: あなたは、この(日本人の)名前を知っていますか?
“いや、聞いた事もない… 何か、盗まれている感じだ…”
今や、広告の主戦場とも言われるSNS。
その熱狂の舞台裏で、何が起きているのでしょうか?
今度は、渋谷一郎のアカウントなのですが、こちらには1万人中、150人の
日本人フォロワーが確認されました。
このうち連絡が取れた50人と向き合う内に、他人事とは思えないある事実が
浮かび上がって来たのです。
日本人フォロワーの中に、都内の洋菓子店のアカウントがありました。
渋谷一郎をフォローした理由を聞くため、店を訪ねます。
Q: インスタグラムで、この店にたどり着いたのですが、こちらのお店で間違い
ないですか? “はい、そうです”
Q: 実は、番組の実証実験でインスタを、ついこの前、始めたのですが、何も
投稿していないのに、こちらのお店から、急にフォローしていただいたのです。
“えっ?… えっと…”
突然の話しに驚いた様子でしたが、気になる事があるといいます。
“飛び込みの営業で、フォロワー数に悩んでいませんか?という事で…”
見せてくれたチラシは、毎日のようにやって来るPR業者から渡されたもの。
2年前に店を開き、インスタを始めたばかりだった夫婦。
フォロワー数を増やして、集客をアップするという、このサービスを試してみる
事にしたといいます。
“最初はフォロワーが増えると、お客さんが興味を持ってくれてると思ったけど
関係のない人、外国の方が多いので、もういいなかと…”
すぐに契約を解除。 フォロワーの増加は止まりました。
しかし今度は、店のアカウントが勝手に知らない人をフォローしていることを
発見。 夫婦は、日々、大量のフォロー外しに追われ、困っていました。
“気持ち悪いのもあるのですが、怖さはありますね…”
取材班が、このPR業者に確認すると…。
“契約解除後のフォローについては関わっていない” と、答えました。
フォローの経緯は、不明のまま…。
次に見つけたのは、都内にあるという沖縄料理店のアカウント。
Q: あれ? ここのはずなのですが、沖縄料理店じゃない…。
近所の人によると、その店は確かにこの場所のありましたが、およそ1年前に
閉店していました。
渋谷一郎アカウントは、すでに存在しない店からフォローされていたのです。
真相に迫る手掛かりは、何かないのか?
取材班は、連絡先が判明している日本人フォロワー50人、全てに取材を行い
ました。 すると、共通点が浮かび上がって来ました。
あるパソコンのソフトを使った。
詳しく話しが聞けたフォロワーのほとんどが、そう話したのです。
それは、海外の無料ソフト。
インスタは、スマホからしか投稿できませんが、これを使うと、パソコンから
写真を投稿でき、写真の加工もやりやすいとして、日本でも利用が広がって
います。 英語の利用規約を読むと…。
“あなたのアカウントで、他人をフォローする場合があります”
勝手にフォローが増える原因の1つが、この無料ソフトにある可能性が見えて
来ました。 先ほどの洋菓子店を再び訪ね、その事を伝えると…。
“あー! 入ってます! これですよね?”
例のソフトが、そこに…。 果たして、これが原因なのでしょうか?
この、フォローが勝手に増えて行ったと言っていた皆さん、ほぼ全員が紹介
した海外製と思われる無料のソフトを、ダウンロードして、インストールして
使っていたという事が分かりました。
この会社の供給元に問い合わせをしたのですが、残念ながら、本日までに、
裏付けというのは取る事ができませんでした。
なので、このソフトが原因となって、フォロワーを勝手に増やしているとは、
言い切る事はできないのです。
ただ、これを利用していた皆さんに共通点がありまして、利用規約を知らない
見落としていたという方ばかりだったのです。
利用規約の文章は、とても長いので、日本語で書かれてあっても、なかなか
読む人は少ないのに、全文英語の文章で書かれていたら、なおさら、隅から
隅まで読む人は少ないと思います。
ネットセキュリティー会社の人によると自分のIDとパスワードが求められている
場合には、利用も含めて慎重に検討した方がよいという風に言っていました。