FC2 トラックバックテーマ:「ザ・絶妙な返事!」インスタグラムを使った広告の全てが怪しいわけではありません。
例えばこちら、3人の子供を育てる主婦が発信するインスタグラムで、
フォロワー数、23万人。
こうした口コミの影響力が大きい人は、インフルエンサーと呼ばれて、注目を
集めています。 この方が投稿しているのは、洋服のコーディネート写真です。
この一部は、実は… アパレルメーカーから報酬をもらって、商品の宣伝を
しているものなのです。
身近に感じられるインフルエンサーのお薦めは、テレビCMなどとは違う口コミ
広告として、消費者の心を捉えています。
世界には、1回の投稿あたり数千万円稼ぐとも言われるセレブもいるのです。
信頼の目安となっているフォロワー数。 実は、その水増しが横行しています。
今月初め、インスタ等SNSのフォロワーを販売する業者が取材に応じました。
フォロワーを販売している業者は、言う。
“注文数としては、1日に100件以上はあって、高くて1人当たり6.5円ですね”
Q: 例えば、1000人のフォロワーを、今、付けていただく事は出来ますか?
“簡単に出来ますね。 すぐに納品できるものを選んで、じゃあ、1000人…”
Q: もう、付きましたね。 10秒経たずに、フォロワーが、今、77人ですね。
Q: どんどん増えて行きますね。 149人…。 こんなに早いのですね…。
Q: あっ! 今、1000人超えましたね。 6分ほどで… すごいな…。
Q: 罪悪感は、ないのですか?
“自分たちは法律を害してないわけだし、使うか使わないかは利用者の判断
ですし、需要があって、うちはやっています”
実際にフォロワーを買ったインフルエンサーが、買う理由を明かしました。
人気モデル似の、30代の主婦。 フォロワー数は、およそ1万5000人です。
“1000人ちょっとだけ、1回フォロワーを買った事があります”
“1万人超えると、機能的に使えるものがあって、その方が圧倒的に見に来て
くれる人が増えるというのがあって、大台(1万)に乗せる時だけ利用した事が
あります”
投稿するのは、主に化粧品の話題。
広告主のメーカーからは、月10~20万円の報酬を得ているといいます。
“お小遣いのプラスにしようかなくらいは、いただけます”
“別に、今、フォロワーを買うの普通だよって言ったら、おかしいですけど…”
番組では、潜入調査のためにフォロワーを買ってみた。
インスタグラム初体験の番組リポーターが挑戦してみました!
インスタの利用規約には、
ご自身のアカウント(ユーザーネームを含む)の一部分の購入、販売または
譲渡を試みること、また他のユーザーのログイン認証もしくはバッジの募集、
取得または使用を試みる事は禁止されています。
と、ありますが… 今回は番組で検証するために、フォロワーの購入をやって
みたいと思います。
インスタグラムフォロワー1万人、税込み1万500円…。
送料無料でお届けしますとは、どういう事なのか?
100人増加購入で、980円。
3つのアカウントを作り、異なる3つの業者から、1万人ずつフォロワーを購入。
アカウント名は、仮の名で、渋谷一郎、渋谷二郎、渋谷三郎としました。
携帯が、凄い事になっています…。
こんこんと湧くように、フォロワーが付き始めています。 ちょっと怖いです。
購入から2日後。
なかなか1万人に届いていなかった最後の1業者が、1万フォロワーに達成
いたしました! フォロワーを、どんな人がいるのか見てみると…。
外国の人が、とても多いですね…。
購入したフォロワーは、どんな人たちなのか?
3万人のフォロワーを、追跡調査する事にしました。
データ解析の結果、3つのアカウントで、それぞれ特徴が見つかりました。
渋谷一郎アカウントは、世界150カ国からフォローされている事が判明。
渋谷二郎アカウントは、95%が、なぜかブラジルという結果に。
渋谷三郎アカウントは、多くが中東から。
日本人の何も投稿していないアカウントを、なぜ、言語の異なる世界中の
人々がフォローするのでしょうか?
取材班は渋谷二郎のフォロワーが集中したブラジル・サンパウロでフォロワー
たちへの接触を図りました。
しかし、プロフィールに載っている連絡先は、デタラメばかり…。
僅かに、実在するアカウントが判明しました。
アポを取って行ってみると、そこは、市内でも治安が悪いといわれるエリア。
昼なのに暗い廊下を行くと…。
渋谷二郎のフォロワーの1人は、夜間学校に通う、16歳の少女でした。
母親が、1本30円の自家製アイスを作って生計を立てる一家。
少女は、そのアイスを宣伝しようと、インスタのアカウントを作ったといいます。
Q: 渋谷二郎のアカウントをフォローした覚えは、ありますか?
“いいえ。 何が起きたか、正直、分かりません”
“間違っているわ… こんな事…”
“だって、友だち以外、誰もフォローした事ないんだもの!”
少女の母親は、言う。 “危ないし、怖いわ…”
次に向かったのは、海沿いの町。 ブラジルのフォロワー2人目を訪ねると…。
理容師で34歳の男性でした。
Q: 渋谷二郎というアカウントをフォローした事は?
“いや、そんな覚えはないよ” そこで、フォローの確認を見てもらうと…。
“確かにフォローしている… 変だな…?”
アカウントがフォロワーの水増しに利用されている可能性について伝えると。
“許せない。勝手に俺のアカウントで、知らない誰かが金儲けしているなんて
許せない! 俺には、何の得もないんだろ?”
取材班は、更に、彼らが渋谷二郎の他に、誰をフォローしているのかを調べ
ました。
すると、本人たちには覚えがないにもかからわず、100人近くの日本人
アカウントをフォローしていました。 一体、どういうカラクリなのか?