FC2 トラックバックテーマ:「買ったまま眠っているものは?」住宅ローンが返せない、サラリーマンの相談が殺到する現場に、カメラが密着
しました。
働き方改革による残業の減少で年収が500万円も下がったという40代後半の
男性です。
“70~80時間の残業をベースに描いていた住宅ローンの資金収支が、やはり
行き詰まってしまった…”
少しでも収入を増やしたいと転職したものの、年収が100万円以上減ってし
まったという50代の男性も…。
“自分は、意外といけるかなと思っていた… 計算が甘かったと思った”
相談者の告白から見えて来たのは、サラリーマンの家計がピンチに立たされ
ている現実です。
不動産会社の社長は、言う。
“皆さん、貯蓄を切り崩しながら住宅ローンを払って行くので、今、ちょうど切り
崩している方が多いと思うし、今から、もっと増えて来ると思います”
サラリーマンを待ち受ける落とし穴。 その防衛策を徹底的に探ります。
そもそもサラリーマンの手取りは、この20年近く、減り続けているという指摘も
あります。 年収700万円の場合、50万円減少。
社会保険料が上がった事や子供の扶養控除の縮小、消費増税・医療費や
物価の上昇などが原因とみられます。
収入が増えにくい時代。 家計を、どう守るのか?
住宅ローンを返せなくなった、4人の失敗談をもとに探ります。
失敗例1、残業代頼みの生活が続くものだと思っていた。
失敗例2、ローンを借りられる額と返せる額は違う。
失敗例3、転職の見通しが甘かった。
失敗例4、投資の知識もなく、妻にも内緒にしていた。
ローンを抱えて転職を試みる人、多いと思うのですが、収入を維持するために
どんな事に気を付けたら良いのでしょうか?
収入を維持するためには、伸びる業種、伸びる職種に移る事だと思います。
その場合、同一業種、同一職種にこだわらないという事が、転職のポイント
だと思います。 自分のもといた業種にこだわらない、伸びる業種。
例えば、呉服屋の営業だった方が、介護施設の施設長として活躍なさって
いるとか。 それはなぜ?
やはりそれは、お年寄りの方へのホスピタリティーなどが共通しているとか、
そういった伸びる業界で使えるスキルは、意外なところで使えるスキルという
のはあると思うのです。 他にもありますか?
例えば塾講師の方が、キャリアカウンセラーとして活躍されています。
それは、人のポテンシャルを引き出すというところが共通なのです。
そういった移動ができる事も、希望だと思います。
そうすれば収入も維持して、ローンも希望を持てる。
業種・職種にこだわらず、広く視野を持つということが大事だと思います。
それが厳しいようだったら、社内で、まず副業してみるというのも重要かと思い
ますね。
例えば、社内で横断的なプロジェクトなどに挑戦してみる事によって、自分の
持っている能力が別の職種のこんな所に生きるのだとか、こんな仲間がいて
こんな風に支えてもらえるのだとか、人脈もできますし、自分の意外な得意を
発見する事が出来るのではないかと思います。
では、借りられる額と返せる額は違うという言葉も印象的でしたが、ローンを
組む時に、どんな事を気を付けたらいいのでしょうか?
短期の視点と、長期の視点を持ってチェックする事です。
短期の視点は、ローンを返済しながら貯蓄ができるかどうかというのを考えて
から、借りるという事です。
ローンを組みながら貯蓄ができると、不測の事態、例えば収入がダウンする
とか、冠婚葬祭や行事などの支出が増えるといった家計の変化にも貯蓄額が
バッファーになるわけなのです。
それは、月々、いくらくらい貯金すればいいのですか?
専業主婦か、パートで妻が働いている場合でも、年間で50万円が目安です。
次に、長期の視点は、自分のローンの返済期間は、65歳まで!
35年ローンで借りていて、70歳や80歳まで借りる人もいる。
しかし年金生活になったら、5万円でも返済するのが苦しくなって来ます。
だって、あなたが年金を貰える年になったら、支給される額は…??
現在の高齢者でさえ、年金だけでは生活できないと苦しんでいるのです!
なので、どんなに長くても65歳まで!
65歳までの返済期間で試算をしてみたら、こんなに返せないよということで
あれば、そもそも借り過ぎのシグナルになるというのが1つの目安になります。
というより、日本経済の景気低迷が続いているうえ、世界の経済情勢が不安
定な中で、そもそも35年もローンが組めるという仕組みがあるという事自体が
おかしな話しなのです。
最後に、本当に延滞しそうになったら、どこに相談に行けばいいのですか?
それは、銀行に行って下さい。 延滞は、いけません!
銀行で返済計画の見直しをしてもらえる体制は今、整っていますので、遠慮
なく行ってください。