FC2 トラックバックテーマ:「おうち時間中、手に入れた、上達したスキルは?」日本から、およそ1万キロメートル。
かつて栄華を極めた数々のファラオが眠る、エジプトです。
最新の発掘調査から、大ピラミッドの知られざる姿を、どこまで明らかにできる
のか? 街中を抜けると、視線の先に現れたのは、世界遺産三大ピラミッド。
およそ4500年前に築かれた、巨石建造物です。
建造したのは、クフ、カフラー、そして、メンカウラーという3人の古代エジプトの
王たち。 中でも、最も巨大だったのが、クフ王が築いた、大ピラミッドです。
さて、突然ですが、ここでクイズです!
Q: 大ピラミッドの高さは、次のうち、どの建物と1番近いでしょうか?
1.大阪城 2.霞が関ビル 3.東京タワー
正解は、2です! 霞が関ビル147mで、大ピラミッド(建造当時)147m です。
およそ4500年前に築かれた巨石建造物が、20世紀の建物と同じだなんて、
すごいと思いませんか?
上空から見ると、その形は、完全に、左右対称に設計された、四角錐(すい)。
膨大な石を積み上げながら。それぞれの面は、正確に、東西南北を向いてい
ます。
という事で、またしてもクイズです!
Q: 大ピラミッドには、どのくらいの数の石が使われたでしょうか?
1.2万3千個 2.23万個 3.230万個
正解は、3です! なんと230万個もの巨大な石を使って造られているのです。
さて、続いては、大ピラミッドの中を、のぞいてみましょう!
奥へとのびる、巨大な空間。 高さ8メートル。 全長47メートル。
これは、大回廊と呼ばれている通路です。
壁面が7センチずつ内側に、せり出す事で、重力を分散していると考えられて
います。
大回廊を上りきると、その奥に現れるのは、地上50メートルに位置する王の間。
棺(ひつぎ)のようなものが、置かれています。 しかし、中身は空っぽ!
クフ王のミイラは、いまだ、見つかっていません!
さて、ここでクイズです!
Q: 大ピラミッドを築いたクフ王の像は、どれでしょうか?
1.大きい石像 2.黄金の像 3.小さな石像
正解は、3です! 見つかっているクフ王の全身像は、高さ、僅か7.6センチ。
ちなみに、よく間違われるのが、博物館でよく見る黄金の棺ツタンカーメン王
ですが、残っているクフ王の顔とはビックリする程違う上、ツタンカーメン王は
クフ王より、もっとずっと後の時代の王です!
クフ王は、この小さな像を残すのみで、どんな王だったのか?謎に包まれてい
ます。現代の土木技術から考えても、驚異的な精度で築かれた大ピラミッド。
設計図などの記録は、今なお、発見されていません!
神秘のベールに包まれているのです!
はるか遠く離れた地で大ピラミッドの真実に迫る世紀の大発見がありました!
大ピラミッドから南東に、およそ200キロメートル。
紅海沿岸の遺跡ワディ・エル=ジャラフです。
ここは、ピラミッドが造られた時代の港でした。
今、周辺で、遺跡が続々と発見され、注目されています。
10年以上にわたり、発掘調査を行う、エジプト考古学者です。
2013年、想像もしていなかった大発見に、ぶつかりました。
“この2つの岩の間ですよ。 とんでもない発見です”
エジプト考古学者が見つけたもの… それは、1000を超える細かい紙の破片。
なんと、エジプト最古のパピルス(文書)だったのです。
21世紀最大の発見と称されたほどの、エジプト文明の謎に迫る極めて重要な
発掘でした。
“このくぼみに、何十巻というパピルスが置かれたのでしょう”
“その理由は分かりませんが、丁寧に置かれ、そのまま砂に埋もれたのです”
“大量のパピルスです。 想像もしていなかった発見です”
一体、誰が、どのような事を書き記していたのか? 発掘から7年。
パピルスの細かい破片をつなぐ修復作業が、今も続きます。
解読を進めて行くと、そこには驚くべき内容が…。
“この最古のパピルスには、クフ王のピラミッドを建造したチームの記録がある
事に気付きました。 歴史的に重要な発見です。 本当に素晴らしい!”
書かれていたのは、大ピラミッドを表す古代の言葉、アケト・クフ。
このパピルスは、ピラミッド建造に関わった人々の、肉声を伝える初めての
文書だったのです。
更に、パピルスの破片が1つ、また1つと合わさるにつれ、ある1人の人物が
浮かび上がって来ました。 その名は、メレル。
このメレルこそ、大ピラミッド建造の鍵を握った人物!
最古のパピルスには、メレルが書き残した日々の作業記録、いわばメレルの
日誌があったのです。
“メレルは、中級の役人でした。 40人のチームを束ねていたようです”
“王に関わる物資の運搬を、担当した人物でした”
メレルは、大ピラミッド建造に携わっていた監督でした。
彼らは各地からピラミッドへ、建造に必要な物資を運ぶ、重要な役割を担って
いたと考えられます。 長い眠りから目覚めた、最古のパピルス。
そして、日誌を残したメレル。
今、まさに、4500年の謎が、解き明かされようとしているのです。
冒頭から、もう、21世紀の、世紀の大発見だなんて、すごくないですか?
しかも21世紀って、まだ80年くらい残っているのに、もう、21世紀の大発見と
言い切ってしまっていいのですか?
でも、これまでの発見、200年くらいの歴史があるのですが、そこから考えても
大ピラミッドを造った人の肉声が書かれたものが出て来たというは、大発見と
言ってもおかしくないです。
じゃあ、社会の教科書とか記述が変わったりするレベルじゃないですか!
どういう目的で造ったとか分かって来たら、全然、変わりますよね?
何が書かれてあるのかは、この後で詳しく解説して行きます。
本当にメレルが、一体、どんな人なのか?とても気になるのですが、ここで、
ちょっと、古代エジプト文明について、おさらいをして行きましょう!
ここ3000年間の非常に長い歴史があるわけですけれども今回、見て行くのが
古王国時代と呼ばれる時代です。
今から4500年ぐらい昔、この時代に主だったピラミッド、70基ぐらいのピラミッド
が建てられています。 皆さん、よく知っている、あのツタンカーメン。
あのツタンカーメンというのは、そこから更に1000年ぐらい経った、新王国と
いう時代です。
更に、そこから1000年以上経った後、エジプト最後の女王としても知られる
クレオパトラが出て来るという事です。
ひと口にエジプトといっても、実際には、これだけの長い歴史の中に、有名な
王たちが、そして、建造物があるような形になっています。
一方で、日本は、その時、どんな時代だったのでしょうか?
その時の日本は、縄文時代でした。
縄文は縄文で、すごく色んな文化としても高いものがあるのですが、やはり、
こういったエジプトとは違って、巨大な石材を使った建造物はないですよね。
縄文時代といえば、竪穴式住居などが残っていますが、それらと比べると、
ピラミッドは、とてつもない大きさですよね。
しかも、大きいだけでなく、残っているというのが、すごいですよね!
先ほどのツタンカーメンもそうなのですが、やはり、エジプトの魅力の1つは、
何千年も前のものが、まだ残っていて、まだ見る事が出来る。
そこがやはり、すごく現代の私たちを魅了しているのではないかと思います。
本当に興味は尽きないのですが、ただやはり、まだまだ私たち見て行きたい
謎が、たくさんありますよね?
今から4500年前に造られた、謎だらけの大ピラミッド。
いよいよ、七つの謎に挑みます!