FC2トラックバックテーマ 第2126回「あなたの好きなスポーツは?」今回は、世界中の映画やゲームで大人気のゾンビ・カルチャーです!
ゾンビとか怖いの苦手!という皆さんの為に、グロテクスな表現は抜きにして
明るく、楽しく、元気が出るゾンビの話題にしたいと思います。
今、ゾンビが熱い! 映画やドラマ、アニメにゲームから、町おこしまで!
さまざまなコンテンツに、ゾンビが登場!
死体が動く… 地味なキャラクターが… なぜ、人気を呼んでいるのか?
世界が10年も夢中の、感動! ゾンビドラマ?
ゾンビがアイドル? ファン投票、1位のアニメ!
全ての原点、ゾンビの父が、生み出した魅力とは?
知られざる元祖ゾンビは、タダ働き? この男性が、実在のリアルゾンビ?
裁判所で議論した… ゾンビは、人間か? 否か?
人間の尊厳を巡る、ゾンビ論争とは?
日本が発信する、ゾンビ・カルチャーの魅力!
現代社会でゾンビが広げるエンターテイメント、その可能性に迫る!
ゾンビ映画、冬の時代の1996年。 ゾンビは、思わぬジャンルから復活の
のろしを上げる!
日本のクリエイターが、ゾンビ本来の恐ろしさをよみがえらせた大ヒットゲーム
バイオハザード(BIOHAZARD) だ!
怪しい洋館に閉じ込められたプレーヤーは、次々と現れるゾンビを倒し、洋館
から脱出を目指す。
突然、意表をついて現れ… ジワジワと襲って来る、ゾンビの恐怖。
当時、ゲームの3D技術の発展で可能になった表現には、開発スタッフたちの
細かい工夫が込められていた。
“ゾンビというのは、ゆっくり近付いて、人を噛みつくくらいしか能力がないので
華がなかったのです”
“ゲームでそれを… 華がないゾンビを、どう料理するか、相当苦労しました”
“やはりゾンビと主人公が出会ってから襲われるまでの時間が1番、身構えて
怖い時間だと思うのです”
“そこを表現するために、いかに、ゾンビを近めに出現して、ゆっくり近付いて
行くか?というところで、ゲームにおいてのゾンビの怖さを表現しようとした”
“当時のディレクターは、ゾンビが本気で人を襲う怖さを動きでしっかり出せる
ようにというのを、もっとこういう動きなんだよ!とかって、現場のスタッフとか
にも、すごい、身振り手振りしながら…”
“ゾンビが本気で肉を食らうために襲いかかって来るのを、どう表現するのか
動きに、ものすごい、こだわって、つくってました…”
いつ、ゾンビが襲って来るか分からない恐怖。
しかも、ゾンビが弱いと侮り、油断すると… 突然、生き返り反撃される。
狭い場所で、武器も制限されたギリギリの状態で、危機を脱するサスペンス。
ゾンビ映画のサバイバル・ホラーの魅力が、ゲームの世界で力強く復活!
現在も続くシリーズの売り上げは、累計1億本を超えた!
更に、このゲームを原作にして、ハリウッドで映画も製作。
本家の映画界に、刺激を与える。
これをキッカケに、改めて恐怖の存在としてゾンビが登場する作品が増加し、
2000年代には、300本以上もの映画が作られる事になる。 ゾンビ復活だ!
そして2010年、いよいよ、ゾンビ・カルチャーに大革命が起きる!
アメリカのテレビドラマ、 ウォーキング・デッド の登場だ!
ホラー好きの人向けの映画やゲームが多いゾンビものを、一般視聴者向けの
テレビで放送するという挑戦だった。
海外ドラマ評論家は、言う。
“ゾンビを扱うドラマなんて、有りなのか?と、最初は思いましたね”
“まず、ゾンビというのは、人間を襲うという事で、なおかつ、死体なのです”
“お茶の間で、家族が見ているところで、やっていいのか?と…”
ウォーカーと呼ばれるゾンビが、地球上、至る所に増殖し、人間社会の秩序が
崩壊した終末的な世界。
僅かな生存者たちが、安住の地を求め、アメリカ大陸をさまよい、たどり着いた
先で、さまざまな人間ドラマが描かれて行く。
極限状態の… 人間同士の裏切りや戦い。
主人公クラスであっても、容赦なく、突然、訪れる死。
ジョージ・A・ロメロが生み出した、ゾンビならではの人間ドラマが、最大限に
生かされているのだ。
“一貫して、ウォーキング・デッドで重要な場面になる事が多いのは、自分の
大切な人が、命を落としてゾンビになった時に、倒せるか?”
“ゾンビの中には、かつての家族だったり、恋人や、友人がいると躊躇する”
愛する家族が、ゾンビとなった苦悩…。
ゾンビによる極限状態が生み出す、驚きと感動の人間ドラマが、ゾンビが苦手
な人までも、惹きつけたのだ。
一方で、2000年代のクリエイターたちは、のろまで意思のないはずのゾンビを
豊かな発想で、自由に進化させて行く。
・全力疾走するゾンビ ・泳ぐゾンビ ・働くゾンビ ・踊るゾンビ
・恋をして、人間性を取り戻すゾンビ
ロメロの近代ゾンビの掟を破り、生と死、人間と怪物の境界線を越えるユニーク
なキャラクターとして、活用して行ったのだ。
そして2018年、日本のアニメに… ゾンビの概念そのものを揺さぶる作品が
現れた!
ゾンビの少女たちが、アイドル・グループを結成するという、熱血コメディー
ゾンビランドサガ だ!
死んだはずなのに、謎のマネージャーによって、よみがえらせられたアイドル
志望の主人公たち7人の少女が、ローカルアイドル活動で、なぜか、佐賀県を
救うという、奇妙な物語…。
アニメの監督は、美少女もののパターンを壊すため、ゾンビのキャラクターが
役だったと語る。
“萌えみたいなものを壊す要素として、熱いドラマを展開させる時に、表層の
かわいいものを壊す1つの要素としてゾンビを使って行けたらいいなと思って”
“あがいて、必死にステージをやっているっていうのが、熱いのかなって…”