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今回は、世界中の映画やゲームで大人気のゾンビ・カルチャーです！

ゾンビとか怖いの苦手！という皆さんの為に、グロテクスな表現は抜きにして
明るく、楽しく、元気が出るゾンビの話題にしたいと思います。

今、ゾンビが熱い！　映画やドラマ、アニメにゲームから、町おこしまで！

さまざまなコンテンツに、ゾンビが登場！

死体が動く…　地味なキャラクターが…　　なぜ、人気を呼んでいるのか？

世界が10年も夢中の、感動！　ゾンビドラマ？

ゾンビがアイドル？　ファン投票、1位のアニメ！

全ての原点、ゾンビの父が、生み出した魅力とは？

知られざる元祖ゾンビは、タダ働き？　　この男性が、実在のリアルゾンビ？

裁判所で議論した…　ゾンビは、人間か？　否か？

人間の尊厳を巡る、ゾンビ論争とは？

日本が発信する、ゾンビ・カルチャーの魅力！

現代社会でゾンビが広げるエンターテイメント、その可能性に迫る！

アニメの監督は、美少女もののパターンを壊すため、ゾンビのキャラクターが
役だったと語る。

“萌えみたいなものを壊す要素として、熱いドラマを展開させる時に、表層の
かわいいものを壊す1つの要素としてゾンビを使って行けたらいいなと思って”

“あがいて、必死にステージをやっているっていうのが、熱いのかなって…”

1度は死んだ人間という苦悩を抱えながら、少女たちは懸命に熱いステージを
目指す！　予期せぬ死によって、全てを失った絶望。

なぜ、その心の傷を無理矢理乗り越えてまで、不確かな希望を目指すのか？

“もともと、ゾンビのイメージというのが、あるじゃないですか”

“凶暴性という事ではなく、それとは別の悲哀みたいな部分とか、突き進んだ
先に、何があるのだろうという…”

“ずっと活動して行って、でも、人間には永遠になれない”

“それが、ドラマとして生きて行くのではないかなと…”

生と死を乗り越える、究極のフィクション・ゾンビ！

かつては、恐怖のみが語られていた、その理不尽さは、今や、クリエイター
たちの自由な想像をかきたて、新たな物語の可能性を、次々と切り開きつつ
あるのだ！

Q： バイオハザードだったり、ウォーキング・デッドだったりが大ヒットしましたが
こういったものが、ゾンビ・カルチャーに与えた影響は？

多分、いったん映画から離れたという事が大きいのだと思います。

映画と全然違う層が、ゾンビという事を知ったので、ゲームだったら、色んな
層の人がするので、そのゲームのタイトルを冠したバイオハザードが出たり
した事で、また、新しいファンが入って来た事が大きいと思います。

バイオハザードやウォーキング・デッドがヒットした事で、新しいスタンダードが
出来たのです。

ロメロは教科書として、もちろんあるけれど、新しいスタンダードができた事で
自分たちも、それなりに、そんなにロメロに遠慮しないで、少し好きな事が
できるかなという風になったような気がします。

Q： 昔は、ロメロ筋でやらなきゃいけなかったのですね？

そうです。　結構、太い派生が通ったので、割と色んな事が出来るように
なったのではないかなと思います。

Q： 何で、走ったり、動いたり、恋したりするゾンビが、出て来ているのか？
この変化というのは、何で可能になって来たのですか？

多分、いくつか理由はあって、1つは、ダッシュ系というのが出て来た。

これは、ロメロも嫌だって言っているのです。

まぁ、ファンの中にも、やはり、ゾンビが走ってはダメというような話しとかも
出てはいます。

ただ、これ、ものすごく面白い現象があって、見た方は、走るゾンビは、結構、
迫力があって、人気が出てしまったのです。

そうすると、作り手も、色々チャレンジをしたくなるようで、走らせてもいいんだ
という事で、それ以降、2000年代には、走るゾンビ映画が増えるのです。

要するに、表現の限界を迎えていたジャンルが、そのルールを破る作品が
出て来て、それがヒットする事によって、そこに追随して行く。

新たなジャンルの線引きが、出来上がって行くというところがある。

結局、ゾンビとは、人と怪物のバランスが、いかようにも調整できる。

そういうのがあるので、キャラクターから作って行くという事をするのなら、
結構、魅力的なものだとは思います。

それで、どんなものが出来るかというのは、まぁ、作り手次第かなという…。

Q： ただ、その中で、ゾンビがアイドルを目指すだなんて、訳が分かりません。

ゾンビになってしまった女の子たちが、頑張ってアイドルになろうとする、その
ひたむきさであったりだとか、ものすごくいい話しが多くて、何か知らない間に
感動してしまっているのです。

だから、ゾンビが、ある意味、いい言い訳に使われているのです。

いったん死んで、ゾンビになっているという事が、ものすごく、さまざまな事を
描けるブラックボックスのようである。

なぜ、ゾンビになったのか？よく分からないというか、何とかした…　ぐらいの
説明しかなくて…。

色んな言い訳を許してくれ…　しかも、人間がさまざまな事を表現上するわけ
ですが、それを受け止めてくれる緩さとか、自由さとか…　僕は、ゾンビは
優しいと思っている。　何か、そういう存在なのです。

今後、本当に、どういうメディアで、ゾンビがたくさん作られたりとか、楽しまれ
たりとか、そのメディアによって、やはり、表現の仕方とか、表し方とかが、
変わって来るわけですから、どんな新しいものが出て来るのか？

そこは、すごく、興味を持っています。

まぁ、だから、激しいのが好きな人は、そういうのを見れて、嫌いな人は見れ
ないという、そういう選択が、出来るようになってると、いいと思います。

大事なのは、多様性ですよね…。　そう思います。