FC2トラックバックテーマ 「今使っているスマートフォンケースについて教えて!」イタリアの天気予報は、面白いですよね。
キャスターの衣装も派手で、雨の時は泣いたりする。
で、明日は、晴れだ! 晴れだ! と、大丈夫かなと思うくらい面白い。
あれは、気象庁が、やっているのですか?
実は、イタリアは、軍がやっているのです。
なので恐らく、分かりやすく、面白くと考えられているのではないでしょうか?
ユーザーが、空の情報を送るリポーターシステムは、どういう経緯で始まった
のですか?
キッカケは、桜の開花のリポートです。
桜の予報は、天気予報以上に難しく、なかなか桜の開花予報が当たらない
のです。
そういう中で、スマホのアプリ会員が、外れている。もう桜が咲いている。 と、
写真を送ってもらうようになったのです。
そうしたら、予報よりも、その写真の方がページビュー数が高くなって、人気
コンテンツになったのです。
だから場合によっては、皆さんから頂く情報そのものが価値なのではと考え、
このウェザーリポートをやらせてもらっています。
これは、ウェザーニューズが、最初にやりました。
あともう1つは、数値だけでは分からない天候の強さというものがあります。
例えば、雨1つとっても、時間降水量10ミリといっても、それが1分間で降った
10ミリなのか? 降り続けて10ミリなのか? 全然、雨の強さが違うのです。
そういった事も、リポーターの方から、送ってもらっています。
何でも、あのラグビー日本代表のチームの戦い方にも貢献したと、聞いたの
ですが…。
非常に象徴的な例があります。
2016年のリオのオリンピックの時に、日本代表のラグビーチームをサポート
したが、その時は、会場が、数日前から雨になるという予報だったのです。
ですから私たちは、その情報を、日本チームに提供しました。
そして、雨が降る前提で、作戦を考え直したのです。
雨が降るわけですから、できるだけパスを少なくする作戦。
持って走る、そういう事に強い選手を起用したのです。
ですから、気象情報を戦術に変えて、フランスに勝ったと…。
ちょっとは、私たちも、貢献が出来たのかなと思っています。
天気予報は、自然災害とともに、発達して来たともいえる。 例えば、これ…。
“台風15号は、潮岬から本土に上陸”
“すさまじい雨と風を伴って、名古屋地方に真っ向から襲いかかりました”
1959年9月。 5000人以上の死者・行方不明者を出した、伊勢湾台風。
当時の観測レーダーでは、接近して来る台風を、早期に発見できず、被害の
拡大につながった。
この伊勢湾台風をキッカケに5年後、気象庁は富士山の山頂に気象レーダー
を設置した。
これにより、観測範囲が半径300キロから800キロと、飛躍的に拡大。
更に1977年、日本初の実用気象衛星ひまわりが、打ち上げられた。
3時間に1回、実際の雲の写真が送られて来る事で、予報の精度は格段に
向上。 その ひまわり も、今は9号に。
写真はカラーになり撮影間隔が2分半になった事で積乱雲の発達する様子が
動画のように分かるようになった。
そしてこちらは、世界最大級の民間気象会社となった、ウェザーニューズ。
その誕生は、ある気象災害がキッカケだった。
民間気象会社の社長は、言う。
“これは、創業のキッカケとなった海難事故の記事です”
1970年。 福島県小名浜港で、爆弾低気圧に遭遇した貨物船が、沈没。
船員15人が亡くなった。
この船を、小名浜に行かせたのが、当時、商社で船の手配を担当していた
男性で、自らの判断が招いた悲劇に、彼は思った。
正確な気象情報で、船乗りの命を守りたい!
彼は商社を辞め、のちに、ウェザーニューズを創業(1986年)。
まず始めたのが、世界中の海の気象や海流のデータを分析し、船に安全で
最適なルートを提案するサービス。 (航海気象サービス)
今では、世界に2万隻ある外航船舶の、およそ半数をサポートしている。
同様のサービスは、空でも。 世界20の国と地域の民間航空機をサポート。
その数、1日、1万3000便!
しかもサポートするのは、安全はもちろん、企業に大事な、こんな事も…。
“ここの人たちは、やはり、天気予報のプロでもあるが、もう1つは、天気の
予報を通じて、実際のエアラインに対して、例えば余分燃料は、このくらいで
いいとか、このルートではなくて、こっちのルートを行った方がいいと、いう事
までのアドバイスをするので、ある一定の航空知識がないと、ここでの
サービスは難しいです”
“逆に言うと、専門知識があるからこそ、サービスができるのだと思います”
例えば飛行機の場合、悪天候でルート変更したり途中で引き返すような事が
あれば、それだけ燃料代もかさむ。
天気のせいで、無駄なコストがかからないよう、時には欠航をすすめるなど、
踏み込んだアドバイスをする事も。
更にスポーツでは試合中の天気を予測し、作戦を立てるヒントも提供している。