FC2 トラックバックテーマ:「今使っているスマートフォンケースについて教えて!」こうしたビジネスモデルを作り上げた創業者が、現在の社長たちに叩き込んだ
のは…。
“お客からさまざまな気象に対するニーズがある中で、優先順位をつける時に
迷ったら、まず最優先は、安全なのだと…”
セーフティー(安全)を、最優先!
気象情報で命を守るという民間気象会社の原点は、今も受け継がれている。
千葉県にある、北総病院。 ここは、ドクターヘリの拠点となっている。
出動範囲は千葉県全域と茨城県南部。 年間1200件ほどの出動要請がある。
ドクターヘリの運航管理担当者は、毎朝、民間気象会社に連絡を入れる。
“本日の天候の推移を、大気の不安定度や発雷の確率も含めて確認したい”
電話を受けた、民間気象会社の航空気象チームは…。
“関東北部の山沿いで、発雷のリスクがあるのですが…”
“千葉の方に降りて来るというような傾向ではないかなと…”
この日、出動範囲には発雷のリスクは低いという。 その直後、出動要請が。
ドクターヘリの安全を守る、民間気象会社のシステムとは?
緊急出動した、千葉・北総病院のドクターヘリ。
現場に向かうドクターヘリをサポートするのが、民間気象会社の運航管理
システムだ。 1つの地図に、ヘリの飛行ルートと、天気の情報を表示できる。
この分野では、画期的なシステムだという。
地図を見ると、ところどころに、Sのマークが… 一体、何なのか?
その1つに行ってみると… 高尾山の登山口。
マークの場所にあったのは、老舗のおそば屋さん。
その壁に… 民間気象会社の文字が!
実は、あのマークは、ヘリの飛行をサポートするライブカメラ!
Sは、サポートの意味だった! 撮影しているのは、山の尾根。
肉眼で、周囲を確認しながら飛ぶヘリにとって、尾根が見えるかどうかは、
安全に関わる大問題なのだ! 更に別のカメラでは、もっとシビア!
山は見えても、鉄塔は見えない事もある!
ドクターヘリの運航管理担当者は、言う。
“逆に、これ(鉄塔)が見えないと、飛んで行かない事もあります”
ライブカメラの映像を見て、飛行ルートを大幅に変えたり引き返したりといった
決断が下せるというのだ。
“1画面で判断できるので、すごく頼りになるし、頼りにしています”
民間気象会社は、全国に、500台のカメラを設置。
空の状況をライブ配信し、ヘリコプターの安全な飛行をサポートしている。
民間気象会社は、今日も、気象情報で、人の命を守っているのだ!
社長は、創業(1986年)の翌年に、入社したのですか?
はいそうです。 今でいう、会社訪問をした時に、創業者がいたのです。
会うなり、創業者は私に、こう聞いたのです。
君は、定時で帰れて、余り充実していない仕事と、忙しくて、時には夜遅くまで
仕事をするが、充実している仕事の、どちらがいいか聞かれたのです。
私は、これ、どっちで答えた方がいいのかと思っていたら、私が答える前に、
君は後者だと思うと言うのです。
これ、どう答えたらいいのかなと思っていたら、次に、何でだと思う?と言う
のです。
自分で質問して、自分で答えて、何でだと思う?は、変だなと思ったのですが
次に言ったのは、ウェザー・ネバー・スリープス。 要は、天気は眠らない!
君は、天気が好きなんだろ?君も寝ないんだろ?と、だから後者だろうと、
いう事なのです。 次に言ったのが、俺も、君が出来るか分からない。
君と、この会社がマッチするか、こんな短い時間では分からないと言われて、
入社はダメかなと思ったら、明日からアルバイトに来いと言われました。
ウェザーニューズの、どういう点が、世界最大規模なのですか?
私たちが、今、自慢して言える事は、およそ全世界、あらゆる市場に対して、
気象リスクのサービスを行っているのは、世界広しといえど、ここだけです。
それは、どうしてなのですか? 他は、限定的でしょ?
やはり、船乗りの命を守りたいから始まって、いざという時、人の役に立ちたい
というのが、私たちの1つの重要なキーワードなのです。
ですので、この人は、役に立ちたくないというのは、私たちの会社には、ない
のです。
ありとあらゆる業種に必要なサービスというか、データですよね。
気象に関わらない方は、いないと思います。
テレビと組むなどというのも、大きかったですね。
それも非常に大きかったという風に思います。
創業当時は、気象庁が雨と言ったら、天気キャスターは、晴れと言っては
いけなかった時代です。
だからそれを、晴れとは言わないで、ビール日和と言ったらしいのです。
気象業務法改正の前は、一般の人への発表は、気象庁の予報に従わな
ければいけなかったのです。
ですので、明日は雨が降ると思っても、気象庁が晴れと言ったら、テレビでは
晴れと言うが、傘指数は80と… こういう事を言うわけです。
つまり、苦肉の策として出て来たのが、指数というものです。
天気予報でお馴染みの、洗濯や花粉などの、何とか指数。
気象庁と違う予報を出せなかった頃、創業者が、うちの予報はそうじゃないと
表現するために、色々な指数を使い始めたという。
これが、分かりやすいと評判を呼び、天気予報の定番となった。
傘指数や洗濯指数など、指数で全て伝えようという事だったのですが、やはり
だんだん世の中も変わって来て、気象業務法の改正、そして気象予報士と
いうのが出来ました。