FC2 トラックバックテーマ:「今使っているスマートフォンケースについて教えて!」白ワインの絵文字採用を目指す2人は、言う。
“ここに来たら、実感がわいて来た”
ユニコード技術委員会の委員長は、言う。
“白ワインの絵文字の色について、まだ具体的な議論はできてないけど、
方向性は決まったわ”
“絵文字に採用するかどうか、今日、もう1度、検討します”
“明日になれば、結果が分かるはずよ”
白ワインの絵文字採用を目指す2人は、言う。
“本当? うまく行きますように!”
“ちょっとだけ、希望が持てる情報をもらいました”
“絵文字の旅を、まだ続けられそうです”
“彼らが絵文字キーボードに、新しい文字を追加するのです”
“アルファベットと同じです”
“デジタルの時代ならではのアルファベットに、新たな文字が加わるという
表現がピッタリです。 彼らが支配している”
Q: ユニコードは、誰でも絵文字を提案できると言っていますが、実際には、
彼らがコントロールしています。
メディア評論家は、言う。 “その通り! 完全に支配しています”
“フェイスブックと同じですよ。 フェイスブックなら、自由にプロフィールを設定
できるといいますが、それはあくまで、限られた範囲での話しです”
“好きな本や映画、ポップスターを選んで、自分の好みを伝えられると言われ
ても、そういうものでは、自分をうまく表現できないと感じる人にしてみたら、
どうでしょう?”
“つまり我々は、自分に得になる事もあるからネット上のさまざまな決まり事を
受け入れているのです”
“インターネットは、もともと、人々の利益のために開発されたわけではないの
です”
Q: 商業的な利益ではなく、公共のためを思う人が、絵文字を管理した方が
いいと思いませんか?
スタンフォード大学の教授は、言う。
“世界を代表して、マテ茶と生理の、どちらの方が重要か?”
“決めたいと思う人がいるでしょうか?”
“絵文字委員会は、マテ茶を選びました”
“確かにマテ茶はおいしいけれど、政府であれ、企業であれ、そんな選択を
する役目を担うのが、ふさわしいとは思えません”
“例え、世界一中立で、公共のために尽くす気持ちがあり、商業的な利益とも
無縁で、最高裁判事のように高潔な人物でも、そのような決定を下すのは、
不適切です”
トランスジェンダーを公表している人物は、言う。
“委員会が、自然発生的に生まれた事を、忘れてはいけません”
“政府の組織ではないのです”
“色んな政府から支援を受けたり、特定の国が運営するのは、どうかと思い
ますね。 一般投票で決めるのは、いい考えだとは思いません”
“インターネットは、率直に言って、恐ろしい場所になりうるからです”
“言語や、言語の使われ方については、ある程度、閉ざされた場所で、決めら
れるべきです”
スタンフォード大学の教授は、言う。
“誰かが、この媒体に、責任を持つべきだという考え方が、ある文化意識の
中で高まりつつあるのは、間違いありません”
“では、世界有数の企業が協力して、コントロールすべきなのか?”
“もしくは、超大国が連携して管理すべきなのか?”
“恐らく、どちらも違うでしょう”
Q: でも、それでは手詰まりですよね? 放置するのもダメ。 大企業もダメ。
政府もダメなら、どうすればいいの?
“世界が抱える問題の解決策を求めて、私を訪ねて来たのだったら、ご期待
には沿えませんよ”
“私は絵文字については語れますが、グローバルなコミュニケーション媒体を
いかに規制するか? 答えを示す事はできません”
“多くの人が意見を出していますが、解決策は見つかっていません”
ユニコード技術委員会の委員長は、言う。
“おはよう! 最新情報よ! 覚悟は、いい? 進展はなし!”
“白ワインまで話しが進まなかった。 明日も難しいかも…”
“そうなると、10月まで先延ばしになるわ…”
白ワインの絵文字採用を目指す2人は、言う。
“今日は、白ワインの絵文字の採決は、行なわれなかったそうです”
“明日、もしかしたら、チャンスがあるかも知れないけど、議題が目白押しで、
今回の会議では、採決まで至らないかも知れません。 少しガッカリです”
“今回を逃すと、10月まで待たないと、いけません”
“そうなると、次のユニコードに加えられる保証はないわ”
“携帯電話に搭載されるのは、早くて… 2021年”
結局、白ワインの絵文字は、承認されませんでした。
白ワインを認める事で、ロゼワインや、さまざまな種類のビールやカクテルも
認めなければならなくなる、というのが理由です。
一方、トランスジェンダーの旗は、4度のチャレンジの末、ついに候補入りを
果たし、次回の会議で議題に上る事になりました。
次回も、また、会議は非公開で行われます。
2020年版のユニコードには、白ワインは追加されなかった。
一方で、性的マイノリティーに配慮した絵文字が増え、トランスジェンダーの
旗も認められた。