自分ではじめる老後でも儲かる在宅仕事の成功術！

FC2 トラックバックテーマ:「目の前に白ご飯があります。お供を１つだけ選ぶとしたら？」
高い品質を武器に、世界の消費者を魅了してきた、日本の農産物。

タイ・バンコクにある高級百貨店で、お客は言う。

“日本果物は、高品質でプレミアです”

ところが、今、世界で起きている、新たな潮流への対応を迫られています。

その1つが、農薬の規制強化です。

農薬の基準を、独自に引き上げる国が相次ぎ、日本の基準を満たしていても
輸出ができなくなる懸念が広がっているのです。

日本の農家は、言う。

“ある日、突然、貿易障壁みたいな形で、ビックリしましたね…”

もう1つの潮流。　それは、有機農産物を巡る、し烈な競争。

実は、今、EUに最も多く輸出しているのは、中国。

日本は、その、およそ150分の1です。
(1位中国415t、2位エクアドル278t、3位ドミニカ275t　…　52位日本2.8t)

その差を埋めようと、産地を挙げた取り組みが始まっています。

製茶農家は、言う。

“厳しい事にチャレンジして行かないと、次の一手には進めない”

世界の新たな潮流の中で、何が求められるのか？

JAPANブランドの新戦略を探ります。

IT企業が、自治体や産地と共同で取り組む、このプロジェクト。

技術の改良を重ねながら、将来的には、海外への販売を考えています。

IT企業の社長は、言う。

“減農薬・無農薬といった作物が、簡単に、今までと比較にならないほどの
低労力で出来上がって来るとなると、付加価値をAIが上げて行く事が出来る”

“日本の農業の輸出に向けて、とても大事なことだと思います”

拡大する有機市場に、日本は、どう挑むのか？　求められる一手を探ります。

農林水産省に取材したところ、国内の有機農業の面積は全耕作地の0.5％。

これを、2030年までに、約2.6倍に拡大するという目標を掲げている。

そのために有機農業の農業者育成や産地づくり・物流効率化、小売り事業者
と連携した需要喚起などを支援して行くとしています。

日本に求められるものは、何なのか？

東京大学大学院の教授は国の農家支援が重要という事ですが、具体的には
どういう事でしょうか？

日本でも、たくさんの方が、草取りや虫を避ける技術開発をして、一生懸命
取り組んで、一生懸命普及しようとしているのです。

それが、うまく普及できれば、流れは、相当、加速される。

ぜひ、この点を、国がサポートしてもらいたいと思います。

それから、もう1つは、学校給食に有機農産物をという取り組みも、どんどん
全国で広がって来ているのです。

農林水産省も、これをもっと支援したいと言っています。

ぜひ、これを拡充してもらいたいと思います。

全体として、日本は環境保全型の農業への支援がEUに比べれば、まだまだ
少ないと思うのです。　ぜひ、この点を強化してもらいたいです。

そういう事で、日本で有機農産物が更に広がって来れば、それが結果的に
輸出につながる。　輸出ありきではなく、まず、国内を、どうするのか？

その延長が、輸出という考え方も重要だと思います。

そして輸出戦略のアドバイスをしている方は有機農業イコール原始農業では
ない。　ハイテク活用で未来型の農業へというのは、どういう事でしょうか？

有機農業というと、昔やっていた農業に戻ろうという風な考えで、誤解される
と思うのですが、そうではないのです。

今、消費者が求めているような魅力的な有機農産物をいかに、日本のような
病害虫が出やすいようなところで実施して行くか？

その時には、我々が使える武器は、農薬以外にも、先ほどあったような、
様々なスマート農業であったり、在来の色んな工夫という技がある訳です。

それを使って、マーケットのニーズに応えてて行く。

まさに、未来志向の新たなモデルを作るというのが大事になって来るのです。

その中で行くと、今回、ヨーロッパの基準、タイの基準が厳しいというところに
我々は対応しなければ、いけないわけです。

そういう風なところ、まさに、マーケットの状況に我々が答えて行くという
新しいやり方の試金石として、試されているのかなと思います。

そして、鹿児島のお茶農家の、有機だから、もう少し高く買ってほしいという
声もありましたが、私たち消費者の意識や行動も鍵になるのですね？

EUを動かしたのは消費者です。　最終決定権は消費者にあるという事です。

これが今回の番組の色んなデータ・情報からも、海外の動きで、私たちは
よく知る事ができました。

これを日本の消費者の皆さんが、どう受け止めて、これを機会に自分たちの
食と農を、どんな風に変えて行くのか？

この事について、ぜひ、真剣に取り組んで、自分たちの、これからの行動を
考える機会にして行けば、未来は広がっていくのではないかと、そういう風に
考えています。

世界の潮流を作るのは、消費者。

決して、農業任せ、国任せにするのではなくて、私たちも身近な食を考えて
行くという事で、大きな流れにつながる。

あなたは消費者の1人として、どのように感じて、どのように思っていますか？