自分ではじめる老後でも儲かる在宅仕事の成功術！

現在、週休3日を希望する人が20代から50代の現役世代の実に半数以上に
のぼっています。　特に…。

週休3日制導入を希望する割合(H28年度東京都産業労働局の調査)
20代…59.0％、30代…52.1％、40代…50.3％、50代…50.0％

“(週休3日で働きたい方は)1980年代生まれくらいの方が多いです”

こちらは、週休3日専門の転職コンサルタントです。

育児や介護と、仕事との両立をしたいという人が増えていると感じています。

この日は、静岡県に住む30代の看護師の男性が、相談に訪れていました。

男性は、言う。　“要介護5です”

母親の介護のために、実家で暮らしていたところ、妻が妊娠。

家族との時間を確保しやすい、週休3日を選びたいといいます。

“妻が、結構、母の事も面倒みてくれている分、その分、余計に子育ては、
やってあげたいと思っています”

“一時的であれば、(月に)8万円から10万円くらい減っても、(手取り)15万円
くらいとかでも、何とか生きて行くだけなら大丈夫かなと…”

“それであれば、(働く日数を)少し減らしてみる方が、家族などを考えた時に
メリットが大きいかな…”

週休3日を導入した企業は人材確保といった狙いの他に、さまざまなメリットを
挙げています。

例えば、サービスの向上です。

東海地方で保育園を運営する会社は、忙しい朝と夕方に働くパートの保育士
などの確保に苦慮していました。

そこで、1日10時間勤務の週休3日社員が、開園から閉園まで勤めることで、
シフトが組みやすくなり、利用者の評判も上々です。

保育園の代表取締役は、言う。

“正社員が、1日を通して、子供を見る。　すると、保育の質が上がります”

そして、働き方の選択肢を増やす事で、企業の競争力を高めたいというのが、
大手IT企業です。

今年4月から、育児や介護を行う社員を対象に、1日8時間勤務で週休3日を
可能にしました。

時短勤務や自宅など、会社以外で仕事をするテレワークといった、さまざまな
働き方と合わせて選べるようになっています。

IT企業のPD本部長は、言う。

“会社として、どうすれば社員の才能を最大限に発揮させる事が出来るか？”

“社員1人1人が労働時間を、どう、とらえるか、社員へのメッセージでもあると
思っています”

週休3日を導入する企業が増えている背景とは何か？

理由は2つあり、1つは、短期的に人材確保をしなければならないこと。

これだけ好景気で、売り手市場の中で、1人でも多く優秀な人を採用するため
あるいは、退職を防止するために、週休3日を取り組んでいる。

もう1つは、中長期的な話しで、イノベーションソースです。

週休3日を導入する事によって、これまで、仕事に手いっぱいになっていた
社員のインプット、勉強や資格取得が増える。

あるいは、国内外の旅行にリフレッシュ出来るなど、こうした事によって、より
斬新なアイデアが生まれる事に繋がる。

こうした2つの狙いがあると考えられています。

そして、働き方の選択肢が増える事は、良い事のように思えるが、落とし穴は
ないのか？

特に、1日10時間働いて、週3日くらいの休みについて、課題はある。

まず、8時間働いて、残業するのとは違うこと。

毎日、10時間も、働かなければならないということ。

すると、コストが高くなり、ストレスも多くなりやすくなる。

次に、都市部を考えると、どういう生活になるかということ。

10時間働くという事は、休憩を含むと10時間を超えるという事になるので、
通勤時間が長い人ほど、自分の時間、ゆとりが持てなくなってしまう。

そして、週4日の働き方は、休みが増えて、一見、得したように見える。

ところが、労働日数を4日にするために、5日目の1日分の労働時間を週4に
振り分けているだけなので、週5日8時間働く人たちが、残業前提で働いて
いるのと、何ら変わりがないということ。

よって、週5日8時間働く人たちが、残業前提の働き方でなくなるかどうか？

普通の働き方の働き方改革が、進むかどうかが問題である。

もしかすると、それが阻害される可能性がある。

そうは言っても、気になるのが、週休3日の導入で収入が減ってしまうのでは
ないか？　と、いう事です。



前の紹介で、週休3日の導入で、残業代が減る可能性があります。

では、実際、残業代は、収入の中で、どのくらいの割合を占めているのか？

例えば運輸業で見てみると、50代前半の男性の場合、残業時間は月平均
29時間で、残業代などの所定外給与額は、平均で59,000円。

これ、じつに、月給の15％を占めています。

もし、この収入が無くなると、生活に切実な影響が出ると考えられます。

休日が増える代わりに、減ってしまう可能性のある収入。

どう、補えば良いのか？

週休3日による収入減を、本業以外の仕事、いわゆる、副業でカバーする人も
出ています。

都内のIT企業に勤めている53歳の男性。

外資系企業の営業マンとして猛烈に働いて来ましたが、4年前、この企業に
週休3日社員として転職して来ました。

会社の休みは土日、そして月曜日。

53歳の男性は、主に、月曜日に副業を行なっています。　それは、農業。

農業生産法人に所属し、希少種のニンジンを栽培。　販路の開拓も担います。

住んでいるのが妻の実家で農家なため、農機具や農地への投資は、
かかりません。

天気や自分の身体と相談しながら、ゆったりとしたペースで働けるのも気に
入っています。

男性が転職を決意できたのは、副業のおかげです。

当時、娘2人は大学生で、妻は専業主婦。

働き方を変えたいという思いはあったものの収入が大きく減るため、踏み切れ
ませんでした。

しかし、副業を足せば、以前の収入のおよそ6割はカバー出来ると分かり、
50歳を手前に決断したのです。

53歳の男性は、言う。

“転職というのが50歳を過ぎると、なかなか出来ないって言うじゃないですか”

“(副業をすれば)2人の大学生を養えるだけの金額が出る事が分かったので
踏み切った次第です”

副業は収入だけでなく、思わぬメリットも、もたらしました。

男性は、本業のITを、農業にフル活用。

畑に設置したセンサーで温度と湿度を計測し、そのデータから最適な収穫
時期を予測しています。

これによって、安定的な出荷体制を実現させました。

じつは、この事業に使っているのは、本業のIT企業のソフトです。

他の農業法人にも売れるようになり、本業の営業成績もアップ。

そして、お金以外に得たモノもあるといいます。

53歳の男性は、言う。

“(副業で)2つのものが増えた。　1つはスキル・知識ですね”

“知識が、もの凄く増えました。　農業っていうものに関して…”

“それから、人、たくさんの仲間が増える事が、僕にとっては、すごい価値に
なっている”

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