FC2 トラックバックテーマ:「子どもの頃に信じていたこと」FC2 トラックバックテーマ:「スマホなしの生活はアリですか?」キャッシュレス決済で貯まったポイントで、株式運用を始めた男性です。
“現金とか、元手が一切いらなくて、ポイントで株式に交換できる”
スマホアプリ上に並ぶ銘柄のイラストをタップするだけ。
ゲーム感覚で運用できます。 “株式運用という意識は全然ないですね”
“こんな簡単に株主になれるんだという感じですね…”
コロナ禍で株高が進む中、広がるスマホでの株式投資。
経済的に困窮する個人が、スマホでお金も借りられるように。
今、あらゆる金融サービスが、手のひらで完結する、スマホマネー革命が
起きています。
コロナ禍で苦しむベンチャー企業が、スマホ上で投資家から資金を集める
動きも…。 “僅か6分で、500万円を超える投資が集まっています”
ベンチャー企業の社長は、言う。
‘すごいですね。 こんなに速く集まるとは思いませんでした’
感染の抑制と経済の両立が、ますます重要となる今、新たなマネーの潮流は
私たちの暮らしや経済を、どう変えて行くのでしょうか?
このコロナ禍のニーズと結び付いて加速して行くスマホマネーですが、新たな
課題も見えて来ました。
“今、時間になりまして、資金調達の募集が始まりました”
未上場のベンチャー企業に投資できるサービスが、広がりを見せています。
“6分あまりで、400万円を超える投資が集まっています”
資金を必要とするベンチャー企業と、個人投資家をマッチングさせる、この
サービス。 1企業あたり50万円まで投資が可能で、目標金額に到達すれば
資金調達が成立。
その後、企業が成長すれば、リターンが得られる仕組みです。
これまで、130を超える企業が、資金調達に成功しています。
ベンチャー企業の社長は、言う。
“今、投資いただいてる方は、ネットの向こう側の人たちなので、こんなに速く
集まるとは思いませんでした…”
このサービスでは、投資家が企業の経営者と1度も対面する事なくサイト上の
情報だけで投資の判断をしています。
その結果、一部では、投資家が損失を被るケースも出ています。
この男性は、おととし10月、ある医療機器メーカーに、10万円、投資しました。
しかし、その後、開発商品に著作権侵害の恐れが発覚し、僅か1年で企業は
解散。サイト上の情報だけでは、こうしたリスクを見抜く事はできず、10万円を
失いました。
男性は運営会社に対してリスクに対する説明を、より強化してほしいと話して
います。
“成功事例だけでなく、失敗事例も、ちゃんと分析してほしい”
“全部ウェブ上でのコミュニケーションになるので、投資を決める段階で全ての
情報を得て、投資するのは難しい…”
運営会社は法律上、課されている審査などは徹底して行っているといいます。
しかし、これまでに3社が、資金調達後に、倒産や解散に至る結果となって
います。
サービスの運営会社のCEOは、言う。
“利用者の敷居を、いかに下げて行くかというバランスと同時に、リスクが高い
商品にもなるので、そこをバランスをうまくとって、何とか投資家様にご理解と
使いやすさを提供して行きたいと思っています”
スマホアプリによる投資が、更に進んでいるのがアメリカです。
CMより ‘どこにいても、今日から、投資を始める事ができます!’
若者を中心に、1300万人が利用する投資アプリ、ロビンフッド。
実は、今の記録的な株高を、けん引する一因ともいわれています。
オハイオ州に住む大学生と、その友人です。
2人とも、ロビンフッドに夢中になっています。
“毎日、使っていますよ! ギャンブルよりも簡単にお金儲けができるんです”
“楽しいのでオススメしますよ!” 去年3月からアプリを使い始めた大学生。
飲食店のアルバイト代で、投資をしています。
“電気自動車のフィスカーの株を、51株、持っています”
“今後、重要な存在になりますよ!”
このアプリの特徴は、僅か数クリックの操作で、1ドルから株を買える事。
更に、取引の手数料も、かかりません。
大学生は、これまでに、元手を倍にするほどの利益を上げました。
“利益は、1200ドルですね。 倍近くに増えました! 勉強は自己流です”
“ユーチューブを見たり、SNSの書き込みを参考にしたりして投資しています”
一方、若者によるスマホ投資は、市場を混乱させる程の影響力を持ち始めて
います。 アメリカなどの株式市場を分析する、トレーダーです。
アプリの利用者は、ハイリスクな投資をする傾向があるといいます。
注目したのは、去年6月。 アメリカの大手レンタカー会社が、経営破綻した
時の株価の動きです。
“通常であれば、株価はゼロになるはずなので、誰も買わない”
“非常に珍しい現象だった” 急落のあと、突然、上昇。
12万人ものアプリの利用者が、この株を買っていた事が判明したのです。
破綻企業の株価が値上がりを続け、市場を混乱させたといいます。
“名の知れた会社が一気に株価が急落して、非常に安くなったので、正確に
理解できていない個人投資家の方は安くなったから買いみたいな投資行動も
一部では、あったのかなと…”
“1人当たりの投資金額は小さいと言われているのですが、数が圧倒的で、
影響が大きかったのではないかと…”
肥大化するスマホマネーを警戒し、中国では、政府が規制を強化する動きも
起きています。
その矛先が向かっているのが、10億人以上の利用者がいる、決済アプリ、
アリペイを運営する、アントグループです。
先月、グループが行う金融サービスを、今後、当局の監督下で行うよう、要求
したのです。 なぜ、今、政府は、圧力を強めているのか?
その背景には、アプリを通じて、買い物の支払いなど、さまざまなサービスを
提供し、国民の膨大なデータを収集している事があります。
アリペイの利用者は、言う。
“アリペイが無い生活は想像できません!欠かす事は、できないものです!”