自分ではじめる老後でも儲かる在宅仕事の成功術！

あなたの身近にあるコンビニに、今、大きな変化が！

ファミリーマートはフィットネスジムを併設し、ローソンは介護相談窓口を設け、
セブンイレブンはシェア自転車を…。

背景には、出店競争を続けて来たコンビニの、かつてない危機感があります。

10年にわたって伸び続けて来た売り上げが、2017年は減少に転じたのです。

コンビニチェーンの幹部会議では…。

“もろにバッティングするのは、このセブンイレブンです”

“セブンか…　こっちもファミリーマート…”

さらに深刻なのが、消費者のコンビニ離れです。

この62歳男性は、飲み物や雑誌などを、ネット通販で買うようになりました。

“お茶は1本85円。　通販サイトの方が安いです”

コンビニに、未来はあるのか？

大手チェーンの幹部が向かったのは、中国。　そこで見つけた秘策とは？

コンビニチェーンの幹部は、言う。

“できたての美味しいモノを、日本のモデルで出来れば、コンビニは、さらに
進化できると思います”

次々に登場するコンビニの新たなサービスで、私達のライフスタイルも大きく
変わるかも知れません。

東京・高円寺の駅前にあるコンビニです。

オーナーの男性はライバルが増え続ける現状に強い危機感を持っています。

去年、店の近くにオープンしたコンビニは、自分の店から100ｍの距離です。

“この距離感だと、やっぱり、影響がありますね…”

その影響で売り上げは10％近くダウンし、今も回復していません。

店の周囲300メートル以内には、なんと10軒ものコンビニがあります。

それだけではありません。

大手のドラッグストアや、生鮮食品や弁当を売る所も増え、全国でコンビニを
脅かすようになっています。

オーナーの男性は、言う。　“お客さんの奪い合い”

“(店を)開ければ売れる、置けば売れるという時代だったかも知れませんが、
もう、今は、そういう時代じゃないです”

さらに深刻なのは、客の消費行動の変化です。

コンビニを、毎日、利用していた62歳の男性。

最近は、ほとんど行かなくなりました。　“圧倒的に使わなくなりましたね”

その理由は、ネット通販です。

会社で飲むペットボトルのお茶は、ネットでまとめて買うと、1本85円です。

1本約130円もするコンビニより、40円あまり安く買えます。

店に並ぶのも面倒だと、今では雑誌もネットで購入しています。

62歳の男性は、言う。

“コンビニが好きで行っているわけではないので、少なくともお茶が買える
という目的が達成できれば、当然、通販サイトの方が安いです”

“私が、そういう風にやっているぐらいだから、そういう方は多いと思います”

右肩上がりだったコンビニ業界に、限界が来ているのか？

中でも、強い危機感を抱いているのが、業界3位のローソンです。

マーケティングの責任者は、ネットに負けない、新たなサービスが必要だと
考えています。

マーケティングの責任者は、言う。

“今日の夜に、暗くなって電気つかなくなったら、コンビニに行って電球を
買いますと…”

“でも、今、アマゾンだったりヨドバシとか、普通に1時間で来るのです”

“ここ半年1年で、お客様に選択肢が増えている状況になっていると思うので
その変化を気付かずに今まで通りの品揃えをしていたら、やられると思う”

しかし、新たなサービスを始めようにも大きな壁となっているのが、人手不足
です。

店員が調理して提供する、できたての商品は、高い人気があります。

調理する商品を増やせば、ネットには無い魅力をアピールできますが、人手
不足の中では難しい状況です。

打開策は、ないのか？マーケティングの責任者が向かったのは中国でした。

これは、現在、中国で増えている、新しいコンビニです。

店員は、1人もいません。

客自身が、商品のバーコードを読み込んで、決済します。

マーケティングの責任者は、言う。

“ありだよね。住宅街の中に、こういうのあってほしい…　オフィス立地とか…”

しかし、無人コンビニは、目指している未来像ではありません。

視察の本当の狙いは、現地で人気だというスーパーです。

ここでも、レジに人はいません。

その代わりに人手をかけているのが、鮮魚コーナーでした。

ロブスターや魚をその場で調理し、提供する仕組みになっていました。

まるで屋台のようですが、これが、客が直接、店に足を運ぶ大きな魅力に
なっているというのです。

マーケティングの責任者は、言う。

“オペレーションを効率化して店の近くに来ていただいて、できたての美味しい
モノを、ローソンにしかないモノを食べていただく”

“日本のモデルでできれば、コンビニは、さらに進化できると思います”



ローソンでは、無人のレジシステムの導入に向けて本格的に動き出しました。

スマホで支払いをするシステムを、4月から試験的に導入します。

接客が疎かにならないように無人化するのは、一部のレジです。

その浮いた人手を活かして、これまでにない商品を作ろうとしています。

経営トップも参加して行われた、新商品の試食会です。

“お店で、ひと手間ひと手間かけてますので、工程が複雑になるというのが
今までにないところです”

店で揚げたソーセージに、ポテトサラダを加えた、手作りのサンドイッチ。

コンビニにしかない商品を、いかに作り出すか？　試行錯誤が続いています。

大手コンビニの社長は、言う。

“とにかく、デジタルでどんどん巻いて、時間を出して、そして出て来た時間で
しっかりと、お客様に商品とサービスを提供して行く”

“とにかく、これをやりきる”

“これが、やっぱり、やりきれなければ、成長にも繋がらないし、逆に僕らが
衰退して行く事にも繋がるだろうという風に思っています”

ひと手間かけた、できたてのモノに力を入れて行くことについて。

コンビニをよく利用しているというタレントは、言う。

“できたてのモノを提供していただくのは嬉しいですが、あそこまで行くと、もう
レストランのようです”

“でも、現在のコンビニのお弁当は、かなり進化している”

“どんどん美味しくなっているので、そこまでする必要性は、あるのかと思う”

なぜ、今、新しい戦略が必要なのか？

こちらは、コンビニの店舗数の推移です。

現在、5万7千店を超え、飽和状態ともいわれています。

じつは、過去にも、そういわれた時期がありました。　4万店を超えた頃です。

この時は、女性客向けにサラダやパスタ、スイーツなどの品揃えを充実。

さらに、高齢者向けには、小分けの惣菜なども強化して、新たな顧客を獲得
しました。

そして、今、人手不足やネット通販などの攻勢に直面。

そこで、レジなどの作業を省力化し、その分ひと手間かけた、できたて商品で
壁を打ち破ろうとしているのです。

コンビニが直面している厳しさとは？

コンビニ業界を分析しているチーフアナリストは、言う。

“コンビニ業界は非常に厳しい状況で3～4万点というのは企業努力で何とか
乗り越えられましたが、コンビニが乱立している状況なので、立地の良い
場所では全て出尽くした感があります”

“しかも追い打ちをかけているのが人手不足です”

“コンビニは消費者のニーズに対応して、新しいサービス新しい商品を入れる
事で成長した来たのですが、人手不足で現状維持するのがやっとの店舗が
多いように思えます”

そうした中での、このレジの無人化の対応は、どう思いますか？

“万能薬ではないけれど、そうやって人手を浮かせて、新しい事にトライする
のであれば、1つの助けにはなると思いました”

一方でドラッグストアやネット通販との競争が激しくなっていますが、あなたは
利用していますか？

コンビニをよく利用しているというタレントは、言う。

“私は、上手く使い分けています”

“例えば、飲料水は持つと重いうえ箱買いすれば安くなるので、こういうモノは
やはりネット通販で買った方がお得でもあるし、高齢者や女性の場合は、
玄関先まで運んでくれるという体への負担も軽くなります”

“しかし、コンビニが出来る事は、まだあると思います”

“例えば、お弁当類は、ネットで買う事はできません”

“でも、コンビニに行って、お目当てのお弁当が、無いという時もあります”

“こういうのはスーパーもやってますが、ネットで販売して、その店舗に持って
行くという事があれば、予約する事が出来れば、自分の欲しいモノが店に
あってガッカリする事もなくなるし、お弁当が余るという無駄も減らせられると
思います”

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